当院の予防接種
当院では各種予防接種を行っています。お薬の発注には1週間程度かかりますのでご希望の方は、1週間以上前にWEBまたはお電話にて予約の上 当院までお越しください。
お子様の場合は母子手帳、予診票(公費)を忘れずにお持ちください。
ご注意:熱や体調がすぐれない時は医師の判断で延期することがございます。
予防接種の目的
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを接種することによって免疫をつけ、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽く済むように行われます。ほかに、感染症の流行を阻止する目的もあります。予防接種は「自分のため、そして周りのみんなのため」に受けるのです。
当院で取り扱いの予防接種
当院では下記の予防接種を取り扱っております。
詳しくは該当ページにてご確認ください。
料金表
肺炎球菌 | ニューモバックス | 23区公費補助(65歳となる方)…1,500円 ※公費負担は生涯で1回限り |
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自費:9,000円 | ||
プレベナー | 自費:11,000円 | |
麻しん風しん | ミールビック | 文京区公費負担(抗体価+ワクチン)…無料(1人一回限り) |
自費:11,000円 | ||
帯状疱疹 | 乾燥弱毒生 水痘ワクチン |
文京区公費補助(65歳以上の方)…自己負担額3,000円 ※公費負担は生涯で一回限り |
自費:8,000円 | ||
シングリックス | 文京区公費補助(50歳以上の方)…自己負担額12,000円/回 | |
自費:22,000円 | ||
B型肝炎 | ビームゲン | 自費:6,000円 |
おたふく | 乾燥性弱毒生 おたふくワクチン |
自費:6,000円 |
子宮頸がんワクチン | 4価ワクチン(ガーダシル) | 公費補助あり:無料 |
自費:18,700円/回 | ||
9価ワクチン(シルガード9) | 公費補助あり:無料 | |
自費:32,780円/回 |
帯状疱疹ワクチン
日本人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こし痛みが現れます。また皮膚の症状が治った後も痛みが続くことがあります。ワクチンは帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、発症させないための選択肢の一つになります。
令和5年4月1日より現在助成対象の乾燥弱毒生水痘ワクチンに加え、乾燥組換帯状疱疹ワクチンシングリックス筋注用が選択できるようになりました。また65歳以上を対象としていた年齢を、接種日において文京区に住民登録がある50歳以上になる方が対象と変更になります。
(すでに文京区の帯状疱疹予防接種費用助成を受けたことがある方は対象外です。)
【助成を受けるには】
助成を受けるには区の発行する予診票が必要となります。
予診票の申請方法につきましては、文京区ホームページから電子申請をご利用いただくか、下記のお電話から申請をお願いします。
文京区予防対策課感染症対策担当(予防接種)電話番号:03-5803-1834
当院で接種をご希望の方は事前にご予約いただく必要があります。また、接種当日は区から発行された予診票をご持参ください。
- 当院で接種可能なワクチン
乾燥弱毒生水痘ワクチン | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (シングリックス) |
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ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
接種回数 | 1回 | 2回 |
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌感染症とは肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。菌が何かのきっかけで進展することで、気管支炎・肺炎・敗血症などの重い合併症を引き起こす事もあります。
成人が日常でかかる肺炎の原因菌としては肺炎球菌が一番多いといわれており、肺炎で亡くなる方の9割が65歳以上であることから特に高齢者の方は肺炎球菌による肺炎などを予防することが重要になります。
肺炎球菌のワクチンはニューモバックス・プレベナーの2種類あり、国が定める定期接種で用いられているのはニューモバックスです。
ニューモバックスは定期接種となるため、対象者の方は公費補助があります。令和6年度からの定期接種対象者は原則65歳となる方になります。
B型肝炎ワクチン
当院ではビームゲンというお薬を使用しています。B型肝炎ウイルスキャリア(HBVを体内に保持している保菌者)の家族がいる場合や、血液や体液に触れる機会の多い方、血液や体液に触れる機会の多い方(医療従事者の方など)は接種を推奨されています。 4週後に2回目、さらに1回目の接種から20~24週間後に3回目の接種となります。
麻疹・風疹ワクチン
麻しんは発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状を引き起こす感染症になります。
また、風しんは発熱・リンパ節の腫れ・発疹が主な症状として発症します。
麻しんによる乳幼児の死亡率が高いことや風しんに妊婦が感染すると母子感染を引き起こし赤ちゃんが先天性風疹症候群という病気になる可能性があります。
- 麻しんワクチンについて
文京区では、文京区に住民登録がある20歳以上の方で、0歳児と同居の方*を対象に抗体価検査が公費にて受けることができます。また、この抗体価検査で抗体価が少ない場合にも公費にて接種することが可能です。上記対象者外の方は自費での検査、予防接種となります。
- 風しんワクチンについて
文京区では20歳以上で文京区に住民登録の妊娠を予定又は希望している女性、妊娠を予定又は希望している女性と同居している方、妊婦と同居している方*を対象に抗体価検査、ワクチン接種を行う事が可能です。上記対象外の方は自費での検査、予防接種となります。
*詳しい対象者等は文京区のホームページを参照ください。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんとは子宮の入り口にできるガンのことを言い、主にHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因とされています。海外の報告では異性との性経験がある女性の80%以上が一生に一度は感染する可能性のある、ごくありふれたウイルスです。
HPVワクチンとは子宮頸がんの原因となるHPVへの感染を防ぐ予防接種で、日本では小学6年生~高校1年生相当を対象に、HPVのワクチンの定期接種を行っています。
HPVワクチンはすべての子宮頸がんを防ぐものではありませんが、発症させないための1つの選択肢になります。
◎令和6年4月より小学校6年生~高校一年生相当になる男児について4価HPVワクチン(ガーダシル)の任意接種が開始されます。
- 男性が接種できるHPVワクチンの種類
現在国内で使用されているHPVワクチンのうち、男性への接種が了承されているのは4価ワクチン(ガーダシル)のみとなります。
接種日時点で文京区に住民登録のある小学校6年生~高校1年生相当の男子(保護者)に対し、区より接種費用の助成があります。
詳しくは文京区ホームページでご確認ください。
- 男性のHPVワクチン接種の効果
男性がワクチンを接種することで、HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因となる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの予防効果が期待できます。加えて男性がワクチン接種によってHPVウイルスへの感染を予防することで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。
助成対象者 | 接種日時点で文京区に住民登録がある小学6年生~高校1年生相当になる女子・男子の保護者 |
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必要なもの | ・予診票 ・母子健康手帳 ・健康保険証 ・保護者が同伴しない場合の同意書(13歳~15歳の方) 注)13歳未満の方は必ず保護者又は代理人の同伴が必要です。 16歳以上の場合は本人自署で接種が可能です。 |
- 4価ワクチン(ガーダシル)
2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 ただし、上記の方法をとることができない場合、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の注射から3か月以上の間隔をおいて1回接種でも可能です。
- 9価ワクチン
令和5年4月1日より、小学校6年生の学年から、15歳未満(15歳の誕生日前日まで)の女性を対象として、「2回接種」となります。
2回接種の場合、接種間隔は最低「5か月以上」(推奨は6か月) となります。もし、5か月未満で2回目を打ってしまうと3回接種が必要となるため接種間隔にご注意ください。
- 新型コロナウイルスワクチンとの接種間隔
原則として、新型コロナウイルスワクチンとそれ以外のワクチンは同時に接種できません。互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
日本脳炎ワクチン
日本脳炎を予防するワクチンです。
標準的には、まず3歳~4歳の間に合計2回、その2回目接種から1年後にもう1回。さらに、9歳~10歳までの期間に1回です。
おたふくかぜワクチン
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)を予防するワクチンです。
標準的な接種期間は、1歳から。接種回数は、現行では2回とされています。
インフルエンザワクチン
インフルエンザの感染予防には、マスクの着用、手洗いの励行、適度な湿度の保持、十分な休養、バランスのとれた栄養摂取がポイントになります。しかし、これだけでは十分ではないので、インフルエンザを効果的に予防するためのワクチン接種をお勧めします。なお、ウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対抗するため予防接種も毎年行う必要があります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行することを考えると、望ましくは毎年12月中旬頃までに接種しましょう。
2種混合ワクチン
ジフテリアと破傷風を予防するワクチンです。
標準的な接種年齢は11歳~12歳未満と他の予防接種と接種期間が離れているため忘れずに接種しましょう。接種回数は1回になります。