Column
「5月病かも?」と感じたら、一人で抱え込まないでください
ゴールデンウィークが明け、「なんとなくやる気が出ない」「朝、布団から出るのがつらい」「職場に行くのが億劫になった」——そんな気持ちを抱えながら過ごしている方はいませんか。
「5月病」は正式な病名ではありませんが、新生活の環境変化によるストレスや疲労によって、心身の不調が現れる状態を指して使われることがあります。4月からの緊張感が続いたあと、連休を境に疲れが表面化しやすくなるこの時期は、体と心のバランスを崩しやすいタイミングでもあります。
「怠けているだけかも」「気の持ちようの問題だろう」と自分を責めてしまう方も少なくありません。しかし、こうした状態は、体と心が環境の変化に適応しようとしているサインである場合があります。
「5月病」とはどんな状態?
「5月病」は、新年度の変化に伴うストレスや疲労が蓄積し、気力・体力の低下、睡眠の乱れ、食欲の変化などが現れる状態を指すことが多い言葉です。心身への負荷が続くことで、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調が現れることがあります。代表的な症状には、以下のようなものがあります。
- 朝起きるのがつらく、体が重い
- 仕事や勉強への意欲がわかない
- 眠れない、または眠りが浅い
- 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
- 頭痛、胃腸の不調、めまいなどの症状が続く
こうした症状が2週間以上続く場合は、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
体の症状が出ているときは内科へ
5月病のサインは、気分の落ち込みだけでなく、頭痛・胃痛・倦怠感・動悸など、体の不調として現れることも少なくありません。「ストレスのせいだと思っていたら、実は体にも影響が出ていた」というケースは意外と多くあります。こうした症状が続く場合、まずは内科を受診することで、ほかの疾患が隠れていないかを確認し、現在の体の状態を把握することができます。
自分でできること
症状が軽いうちは、生活習慣を整えることで、体と心のバランスが改善することがあります。
- 睡眠をしっかりとる:毎日できるだけ同じ時間に起床・就寝する習慣を意識しましょう。
- 食事を規則正しく:食事を抜かないようにし、栄養バランスを意識しましょう。
- 無理をしない:休日はしっかり休み、「何もしない時間」を持つことも大切です。
- 軽く体を動かす:ウォーキングや散歩など、無理のない範囲で体を動かすことで気分転換につながることがあります。
症状が続くときは、一人で抱え込まないでください
「たかが5月病」と思って放置していると、不調が長引いてしまうことがあります。体の不調が2週間以上続く場合や、日常生活に支障が出ていると感じる場合は、早めに医療機関へご相談ください。
当院では内科診療を行っており、頭痛や倦怠感、胃腸症状など、体の不調からご相談いただけますし、状態に応じて検査も可能です。「なんとなく調子が悪い」「疲れが取れない」と感じている方も、どうぞお気軽にご相談ください。