泌尿器科は、腎臓・尿管・膀胱など、尿がつくられてから排尿に至るまでの器官に生じる病気を診断し、必要な治療を行う診療科です。精巣や前立腺などの男性生殖器も、当科の診療の対象となります。
泌尿器に関わる臓器の中には、男性と女性で大きく形態が異なるものもあります。また、前立腺肥大など男性だけの疾患もあれば、膀胱炎など女性に多い疾患もあります。そのため、男性と女性では、よく見られる症状にも違いがあります。
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※当院では女性の性病検査は実施できません。婦人科などのご受診をお願いいたします。
尿が腎臓で作られ、これが体外に排出される経路に生じた結石のことを「尿路結石」と呼んでいます。尿中のシュウ酸などがカルシウムと結合して結石となったりします。結石が存在する場所によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分けられます。
腎臓で結石が作られ、これが内部にとどまっている段階では痛みがないことも多いです。しかし、この結石が尿管まで流れ落ちた際には激痛が伴い、医療機関に救急搬送されることもあります。大きな結石や、自然に排出されにくいケースでは、体外衝撃波結石破砕術やレーザーを用いた内視鏡手術が行われることがあります。
当院では、坐薬や内服薬などにより、痛みをやわらげる治療を行っております。強い痛みがある場合など、当院での対応が難しいときは、近隣の大学病院等にご紹介することがありますので、ご了承ください。なお、体外衝撃波結石破砕術やレーザーを用いた内視鏡手術は、当院では実施しておりません。あらかじめご注意ください。
過活動膀胱は、急に我慢できないほどの強い尿意が起こってしまう病気です。トイレに何度も行きたくなったり、就寝中に何度も尿意で目を覚ますこともあり、生活に影響がでます。過活動膀胱は、中高年の方を中心に多く見られるとされています。受診をためらううちに、急な尿意でトイレが間に合わず、お困りになる方もいらっしゃいます。気になる症状がある方は、お早めに泌尿器科をご受診ください。
男性に特有の臓器である前立腺が肥大化してしまう疾患です。尿道が圧迫されるため、尿が出にくくなるなどの排尿トラブルが引き起こされます。前立腺が肥大化する主な原因としては、男性ホルモンの変化、生活習慣病などが指摘されていますが、はっきりと解明された訳ではありません。
前立腺の肥大は、年齢が高くなるにつれて見られやすくなるとされています。加齢に伴って頻度は高まるといわれていますが、肥大があっても、必ずしもすべての方に治療が必要となるわけではありません。気になる症状がある場合は、適切な時期に泌尿器科を受診し、治療の必要性についてご相談ください。
膀胱炎は女性に多い疾患です。年齢を問わず罹患しますが、特に若い方に多く見られます。女性の外陰部にいる細菌が尿道から侵入し、膀胱粘膜で繁殖することによって症状が顕在化します。急性膀胱炎と慢性膀胱炎があり、急性の場合は排尿時の痛みや残尿感、頻尿、尿の濁りなどの症状が見られます。慢性膀胱炎は、腹部の不快感がある程度で、はっきりとした症状が見られないこともあります。
主な症状としては、排尿痛、排尿時違和感、頻尿、残尿感、下腹部痛、血尿、混濁尿、尿臭などがあります。細菌感染による急性膀胱炎の場合、軽症であれば、水分を十分にとって尿量を増やすことで症状が落ち着くこともありますが、症状が強いときは抗菌薬を用います。慢性膀胱炎の場合は、耐性菌や淋病・クラミジアなどが原因となって発症するケースもあるため、しっかりとした検査を行ったうえで、原因菌に対抗する抗菌薬の服用などを検討します。
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