Disease / Urology
前立腺がん・PSA検査
前立腺がんは、初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断や人間ドックのPSA(血液検査)で見つかることが多いがんです。進行はゆるやかなことが多く、早く見つければ治療の選択肢も広がります。当院は泌尿器科専門医が、PSA値の評価から必要な検査のご案内、専門施設との連携までを担います。「PSAが高いと言われた」「家族に前立腺がんの人がいる」——そんなときはご相談ください。
公開日 2026.07.03最終更新日 2026.08.24
こんな方はご相談ください
健診でPSA高値を指摘された
「要精査」「泌尿器科受診」と言われたが、どうすればよいか分からない。
家族に前立腺がんの方がいる
血縁者に前立腺がんの方がいて、リスクが気になる。
50歳以上で一度も調べていない
節目の検査として、一度PSAを確認しておきたい。
排尿の症状が続いている
尿の勢いや頻尿など、前立腺の状態もあわせて確認したい。
前立腺がんとは
前立腺は、膀胱の出口で尿道を取り囲む男性特有の臓器です。前立腺がんは、この前立腺の細胞ががん化する病気で、高齢になるほど増え、男性のがんの中でも多いものの一つです。多くはゆっくり進行し、初期は自覚症状がほとんどありません。そのため、症状が出る前にPSA検査で見つけることが早期発見の鍵になります。早期に発見できれば、治療の選択肢が広く、良好な経過が期待できます。
PSA検査とは
PSA(前立腺特異抗原)は前立腺から分泌されるたんぱく質で、血液検査で測定します。前立腺に異常があると値が高くなりやすいため、前立腺がんを早く見つける手がかりとして広く使われています。一般に一定の基準値を超えると「高値」とされますが、PSAが高い=がん、ではありません。前立腺肥大症や前立腺炎、加齢などでも上がることがあり、逆にがんがあっても大きく上がらないこともあります。だからこそ、値だけで判断せず、年齢や経過、他の検査とあわせて総合的に評価することが大切です。
検査・診断
まず問診とPSA(血液検査)で状態を確認し、必要に応じて直腸診や超音波(エコー)検査で前立腺の大きさ・かたさを調べます。PSA値や経過から前立腺がんが疑われる場合は、MRI検査や、組織を採取して調べる前立腺生検による精密検査が必要になり、その際は連携する専門施設をご案内することがあります。前立腺肥大症との区別も、この過程で行います。
治療の考え方
前立腺がんの治療は、がんの進行度・悪性度、年齢や全身の状態、ご本人の希望をふまえて選びます。すぐに治療せず定期的な検査で経過をみる監視療法、手術、放射線治療、ホルモン療法などがあり、状態に応じて組み合わせます。当院は、早期発見のための検査と評価、治療が必要な場合の適切な専門施設へのご紹介、治療後の経過観察やかかりつけとしてのサポートを担います。
受診の目安・早期発見の大切さ
前立腺がんは症状が出にくいため、次のような方は一度ご相談ください。
- 健診・人間ドックでPSA高値を指摘された
- 血縁者に前立腺がんの方がいる
- 50歳以上で、これまでPSAを調べたことがない
- 血尿がある、排尿の症状が続いている
よくあるご質問
PSAが高いと、がんなのですか?
高いからといって、必ずがんとは限りません。前立腺肥大症や前立腺炎、加齢でも上がることがあります。反対に、がんがあっても大きく上がらない場合もあります。値だけでなく、経過や他の検査とあわせて判断します。
PSA検査は痛いですか?
PSAは通常の採血で調べられます。必要に応じて行う直腸診やエコーも、短時間の検査です。精密検査(MRI・生検)が必要になった場合は、内容を事前にご説明します。
どのくらいの頻度で調べればよいですか?
年齢やPSA値、リスクによって適切な間隔が異なります。前回の値や経過をふまえてご提案しますので、まずは一度ご相談ください。
関連リンク
泌尿器科
→頻尿・血尿・排尿のトラブルなど、泌尿器科専門医が診療します。
前立腺肥大症
→PSAとあわせて区別が必要な、前立腺の良性の病気です。
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→ほかの病名から診療内容をご確認いただけます。
ご予約・お問い合わせ
「PSAが高い」と言われたら、早めのご相談を。WEB予約が便利です。お電話・LINEでも承ります。
監修:春日後楽園しのぶクリニック 院長 松浦 忍(日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医) / 参照:前立腺癌診療ガイドライン(日本泌尿器科学会)ほか / 本ページは一般的な医療情報です。症状には個人差があります。