Disease / Internal Medicine
感染性胃腸炎
急な吐き気・嘔吐、下痢、腹痛、ときに発熱——こうした症状は、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎のことがあります。多くは数日で自然に回復しますが、いちばんの注意点は脱水です。水分がとれない、ぐったりするといった場合は受診が必要です。当院は内科として、つらい症状をやわらげ、脱水や注意が必要なサインを見きわめます。心配なときはご相談ください。
公開日 2026.07.03最終更新日 2026.08.24
こんな症状はありませんか
吐き気・嘔吐
急に気持ち悪くなり、吐いてしまう。
下痢・腹痛
水のような下痢、おなかが痛い、便が近い。
発熱・だるさ
熱っぽい、体がだるい。
脱水のサイン
口が渇く、尿が少ない、ぐったりする。
感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎は、ウイルス(ノロ・ロタなど)や細菌が胃や腸に感染して、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などを起こす病気です。冬はウイルス性、夏は細菌性(食中毒)が多くみられます。多くは数日で自然に回復しますが、嘔吐や下痢で水分が失われ脱水になることが最も注意すべき点です。とくに小さなお子さんや高齢の方では脱水が進みやすいため、注意が必要です。人にうつるため、手洗いなどの予防も大切です。
主な原因
- ウイルス(ノロ・ロタなど。人から人へうつる)
- 細菌(加熱不十分な食品などによる食中毒)
- 汚染された水・食品、感染した人との接触
検査・診断
多くは症状と経過から診断します。症状が強い場合、血便がある場合、脱水が疑われる場合などには、必要に応じて検査を行います。ほかの病気(虫垂炎など)が疑わしいときは、それに応じた対応を検討します。
治療
基本は水分・電解質の補給と安静です。一度にたくさん飲むと吐いてしまうため、経口補水液などを少量ずつこまめにとるのがコツです。吐き気や下痢に対しては、症状をやわらげる薬を用いることがあります。下痢止めはかえって回復を遅らせることもあるため、状態に応じて判断します。水分がとれない・脱水が強い場合は、点滴が必要になることもあります。
受診の目安
次のような場合は、受診してください。
- 水分がとれない・尿が出ない・ぐったりする(脱水)
- 激しい腹痛、血が混じった下痢
- 高熱が続く、症状が改善しない・悪化する
- 高齢の方・小さなお子さん・持病のある方
よくあるご質問
下痢止めを飲んでもよいですか?
感染性胃腸炎では、下痢止めがかえって回復を遅らせることがあります。自己判断で強い下痢止めを使う前に、ご相談ください。
食事はどうすればよいですか?
まずは水分補給を優先し、落ち着いてきたら、消化のよいものから少しずつ再開します。脂っこいもの・刺激物は控えめにしましょう。
家族にうつさないためには?
こまめな手洗いが基本です。おう吐物や便の処理に注意し、タオルの共用を避けましょう。症状がある間はとくに気をつけてください。
関連リンク
ご予約・お問い合わせ
脱水が心配なとき、症状が強いときはご相談を。WEB予約が便利です。お電話・LINEでも承ります。
監修:春日後楽園しのぶクリニック 院長 松浦 忍 / 参照:感染性腸炎・急性下痢症の診療に関する指針ほか / 本ページは一般的な医療情報です。症状には個人差があります。