Disease / Internal Medicine
かぜ症候群(急性上気道炎)
のどの痛み、鼻水、咳、微熱——いわゆる「かぜ」は、多くがウイルスによる上気道の炎症で、通常は数日から1週間ほどで自然に回復します。一方で、症状が長引く・強い場合や、こじれて別の病気につながることもあります。当院は内科として、つらい症状をやわらげ、注意が必要なサインを見きわめます。「ただのかぜ」か迷うとき、症状が長引くときはご相談ください。
公開日 2026.07.03最終更新日 2026.08.24
こんな症状はありませんか
のどの痛み・鼻水
のどがイガイガする、鼻水・鼻づまりがある。
咳・くしゃみ
咳やくしゃみが出る、たんがからむ。
微熱・だるさ
軽い発熱、体のだるさや頭が重い感じ。
長引く・こじれてきた
症状が1週間以上続く、いったん良くなって悪化した。
かぜ症候群とは
かぜ症候群(急性上気道炎)は、鼻・のどなど上気道にウイルスが感染して炎症を起こした状態の総称です。多くはウイルスが原因で、のどの痛み・鼻水・咳・くしゃみ・微熱などが数日から1週間ほど続き、自然に回復します。症状をやわらげながら体力の回復を助けるのが基本の対応です。ただし、症状が強い・長引く場合や、インフルエンザ・気管支炎・肺炎・副鼻腔炎などが隠れていることもあり、見きわめが大切です。
検査・診断
多くは問診と診察で診断します。急な高熱や強い全身症状があればインフルエンザなどの検査を、咳が長引く・息苦しさがあれば気管支や肺の状態を確認するなど、症状に応じて必要な検査を選びます。ほかの病気が疑われる場合は、それに応じた対応を行います。
治療
ウイルスによるかぜには特効薬はなく、安静・水分・栄養で回復を助けることが基本です。つらい症状に対しては、熱・のどの痛み・咳・鼻水などをやわらげる対症療法を行います。かぜの多くは細菌ではないため、抗菌薬(抗生物質)は原則必要ありません。細菌感染が疑われる場合など、必要と判断したときに用います。市販薬で対応しつつ、下記のようなサインがあれば受診してください。
受診の目安
次のような場合は、ご相談ください。
- 高熱が続く、いったん下がった熱が再び上がった
- 咳や症状が1週間以上長引く、だんだん悪化する
- 息苦しい・強い胸の痛み・水分がとれない・ぐったりする——早めの受診が必要です
- 持病がある方・高齢の方・妊娠中の方で体調が悪い
よくあるご質問
抗生物質を出してもらえますか?
かぜの多くはウイルスが原因で、抗菌薬(抗生物質)は効きません。不要な使用はかえって体に負担となることもあります。細菌感染が疑われる場合など、必要と判断したときに処方します。
どのくらいで治りますか?
多くは数日から1週間ほどで回復します。それ以上長引く、悪化する場合は、別の病気が隠れていることもあるため受診をおすすめします。
市販薬とどちらがよいですか?
軽い症状は市販薬で対応できることも多いです。症状が強い・長引く、持病がある、他の病気が心配なときは受診してご相談ください。
関連リンク
ご予約・お問い合わせ
症状が長引く・つらいときは、ご相談を。WEB予約が便利です。お電話・LINEでも承ります。
監修:春日後楽園しのぶクリニック 院長 松浦 忍 / 参照:急性気道感染症の診療に関する指針ほか / 本ページは一般的な医療情報です。症状には個人差があります。