Disease / Urology
膀胱がん(血尿)
痛みもないのに尿に血が混じる——この「痛くない血尿」は、膀胱がんの重要なサインのことがあります。膀胱がんは早く見つければ体への負担の少ない治療が可能なことが多く、放置せず調べることが大切です。当院は泌尿器科専門医が、血尿の原因を見きわめ、必要な検査のご案内と専門施設との連携を行います。血尿に気づいたら、様子を見ずにご相談ください。
公開日 2026.07.03最終更新日 2026.08.24
こんな方はご相談ください
痛くない血尿が出た
尿が赤い・茶色い、痛みはないのに血が混じった。
健診で尿潜血を指摘された
検尿で「血尿」「潜血陽性」と言われた。
喫煙している・していた
喫煙は膀胱がんの大きな危険因子です。
頻尿・排尿時の違和感が続く
膀胱炎の治療をしても症状が長引く。
膀胱がんとは
膀胱がんは、尿をためる膀胱の内側の粘膜にできるがんです。最も多い症状が痛みを伴わない血尿(無症候性肉眼的血尿)で、出たり止まったりすることもあります。血尿は膀胱炎や結石でも起こりますが、痛くない血尿はがんのサインのことがあるため、必ず調べることがすすめられます。早期に見つかれば、体への負担が比較的少ない治療で対応できることが多い病気です。
主な原因・なりやすい方
- 喫煙(最大の危険因子。過去に吸っていた方も含む)
- 年齢(中高年以降に増える)・男性に多い
- 一部の化学物質に長く接する職業
- 膀胱の慢性的な刺激・炎症
検査・診断
まず尿検査で血尿を確認し、がん細胞が混じっていないかを調べる尿細胞診を行います。あわせて超音波(エコー)検査で膀胱の中を確認します。膀胱がんが疑われる場合は、内視鏡で膀胱の中を直接観察する膀胱鏡検査や、CTなどの精密検査が必要になり、その際は連携する専門施設をご案内します。血尿の原因が結石や炎症であることもあり、この過程で見きわめます。
治療の考え方
膀胱がんの治療は、がんの深さや広がり、悪性度によって選びます。粘膜にとどまる早期のものでは、内視鏡でがんを切除する治療が中心です。再発することがあるため、治療後も定期的な検査で経過をみることが大切です。進行度によっては、より専門的な治療が必要になります。当院は、早期発見のための検査と評価、適切な専門施設へのご紹介、治療後のかかりつけとしての経過観察を担います。
受診の目安
次のような場合は、様子を見ずにご相談ください。
- 痛みのない血尿が出た(一度だけでも、止まっても受診を)
- 健診で尿潜血・血尿を指摘された
- 喫煙歴があり、排尿の症状が続く
- 膀胱炎の治療をしても症状が長引く
よくあるご質問
血尿が一度で止まったのですが、受診は必要ですか?
はい、必要です。膀胱がんの血尿は出たり止まったりすることがあります。止まったから大丈夫とは限らないため、一度は調べることをおすすめします。
血尿があると必ずがんなのですか?
いいえ。血尿は膀胱炎や結石などでも起こります。ただし原因を確かめることが大切で、特に痛みのない血尿は検査をおすすめします。
検査は痛いですか?
尿検査・尿細胞診・エコーは体への負担が少ない検査です。膀胱鏡などの精密検査が必要になった場合は、内容を事前にご説明します。
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ご予約・お問い合わせ
痛くない血尿に気づいたら、早めのご相談を。WEB予約が便利です。お電話・LINEでも承ります。
監修:春日後楽園しのぶクリニック 院長 松浦 忍(日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医) / 参照:膀胱癌診療ガイドライン(日本泌尿器科学会)ほか / 本ページは一般的な医療情報です。症状には個人差があります。