Disease / Internal Medicine
気管支喘息
夜間や明け方に咳が出て眠れない、ゼーゼー・ヒューヒューと音がする、風邪のあと咳だけが長引く——こうした症状は気管支喘息のことがあります。喘息は気道の慢性的な炎症で、放っておくと発作を繰り返します。適切な吸入薬などで炎症をコントロールすれば、多くの方が普段どおりの生活を送れます。当院は内科として、診断と日々の管理を行います。長引く咳や息苦しさはご相談ください。
公開日 2026.07.03最終更新日 2026.08.24
こんな症状はありませんか
夜間・明け方の咳
夜中や早朝に咳き込んで目が覚める。
ゼーゼー・ヒューヒュー
息をするときに音がする(喘鳴)、胸が苦しい。
長引く咳
風邪は治ったのに咳だけが数週間続く。
特定の場面で悪化
運動時・季節の変わり目・アレルギーで悪くなる。
気管支喘息とは
気管支喘息は、空気の通り道(気道)に慢性的な炎症が起こり、さまざまな刺激で気道が狭くなって、咳・喘鳴・息苦しさなどの発作を繰り返す病気です。症状がないときも気道の炎症は続いているため、発作を抑えるだけでなく炎症を普段からコントロールすることが治療の柱になります。適切に管理すれば、多くの方が発作を起こさず普段どおりに過ごせます。
主な原因・悪化のきっかけ
- ダニ・ハウスダスト・花粉などのアレルギー(アレルギー性鼻炎を合併することも)
- 風邪などの感染、天候・気温の変化
- タバコの煙・大気汚染、運動、ストレス
検査・診断
問診で症状の出方(時間帯・きっかけ・経過)を詳しくうかがうことが診断の大きな手がかりになります。必要に応じて、息を吐く力を調べる呼吸機能などの検査や、アレルギーの関与を調べる血液検査を行います。長引く咳の原因はほかの病気のこともあるため、あわせて見きわめます。
治療
治療の中心は、気道の炎症を抑える吸入ステロイドを中心とした吸入薬です。毎日続けることで発作を予防します。発作が起きたときにはそれを鎮める薬を使います。症状に応じて飲み薬を組み合わせることもあります。あわせて、悪化のきっかけとなるアレルゲンやタバコの煙を避けるなど、環境の工夫も大切です。自己判断で薬をやめると悪化しやすいため、症状が落ち着いても継続と定期的な受診をおすすめします。
受診の目安
次のような場合は、ご相談ください。
- 咳が数週間以上続く、夜間・明け方に悪化する
- ゼーゼー・ヒューヒューする、胸が苦しい
- 息が苦しくて横になれない、会話がつらい——早めの受診が必要です
- 市販薬で改善しない、発作を繰り返す
よくあるご質問
症状がないときも薬は必要ですか?
はい。症状がなくても気道の炎症は続いていることが多く、続けて炎症を抑えることが発作の予防につながります。自己判断で中断しないことが大切です。
大人になってから発症することはありますか?
あります。子どものころの喘息とは別に、大人になってから発症することも少なくありません。長引く咳やゼーゼーがあれば一度ご相談ください。
風邪の咳との見分け方は?
風邪の咳は通常1〜2週間で治まります。それ以上続く、夜間に悪化する、ゼーゼーを伴うといった場合は喘息などの可能性があり、受診をおすすめします。
関連リンク
ご予約・お問い合わせ
長引く咳や息苦しさは、我慢せずご相談を。WEB予約が便利です。お電話・LINEでも承ります。
監修:春日後楽園しのぶクリニック 院長 松浦 忍 / 参照:喘息予防・管理ガイドライン(日本アレルギー学会ほか) / 本ページは一般的な医療情報です。症状には個人差があります。